企業では一年間の業績を財務諸表として公開しており、公官庁も公会計として貸借対照表を公開し始めています。では、あなた個人の財務諸表は作成していますか?
(老後の生活設計は早めに!)
 日経2007.2.4の記事によれば、定年65才の人の平均余命は、男性17年、女性22年とのことであります。受取年金(厚生年金)は現役時代の平均給与が約50万円の人で月20万円強が目安、夫婦二人の平均的な日常生活費は25万円、「ゆとりある生活」となると月38万円が必要となります。月10万から5万円の資産の取り崩しが必要となります。
(そのための準備:見える化)
 人生後半期、五十路ではそろそろライフプランをまとめ始めなければ、老後の余裕資金(3千万円:月10万円年120万円の生活不足資金)の蓄財に間に合いません。
1,先ずは「損益計算書」(P/L)をつくる
 現役時の収入と支出を計算し、収支の状況を把握する。同様に、退職後の収支もおおよそ計算をします、主な収入源になる公的年金額を社会保険事務所で確認するのが第一歩、生保の個人年金なども確認を。
2,自分の「バランスシート」(B/S)をつくる
 家・有価証券・預貯金などの「資産の部」、ローンなどの「負債の部」の両方を時価で認識する。
3,B/Sは圧縮を旨とする
 資産と負債の両建てで膨らむのは非効率。住宅ローンは繰り上げ完済、生命保険料は一括前払い。利用しなくなったゴルフ会員権、付き合いで購入した絵画などの処分順位、居住用を含めた土地建物の資産運用を決めておく。
ご相談は、星野会計事務所 http://www.tkcnf.com/hoshino/pc/