昨日、支部長から「長野市外部監査人」への対応を打診された。外部監査人が名誉職であったのは過去の話しで、現在は監査結果を厳しく責任を追及されます。そこで、税理士が地方都市の外部監査人として選択される要件と準備・チーム編成は何かを探る必要があります。
(監査人としての要件)
 一般的に、外部監査人には「独立性」、「客観性と職業倫理(外観上・精神上の独立性、職業倫理と誠実性)」、「専門能力」、「専門家としての注意義務と守秘義務」、「監査結果の品質管理」を求められます。この要件を完全に満たす人物を見いだすには、現実として難しい。本人もに相当の準備が求められます。
(地方公会計制度改革)
 地方公会計は、予算統制を主眼とした会計から、一般企業の財務諸表と同様な会計制度に改革され、住民への透明性を高める事を求められています。特に職業会計人に活躍の期待が高めっております。
(現実的対応)
 以前であれば、監査法人等が業務拡大として外部監査人への取り組みに熱心でありましたが、昨今の監査法人不祥事件で風向きが変わり、また収益性の低い業務からの撤退が重なっております。地方自治に精通した専門家を集めることが難しくなっています。また当然のように、チーム全員に外部監査の知識、自治体の業務知識の習得が求められます。そのための研修会参加と専門書籍の読み込みが必要となります。
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