先人の叡智に触れて
辞書には、叡智とは深遠な道理をさとりうる才知とあります。昨日16日は坂城に用事があり、昼食時に「信州の洋風小学校 格致学校」を訪ねました。格致学校は明治11年に、佐久・中込学校、松本の開智学校につづいて第三番目に建設された小学校で、長野県宝に指定されている建造物であります。文明開花の時、次世代の子供たちに夢を託した先人の叡智を感じました。
(日本人のDNA)
日本人は危機に遭遇すると即座に環境適合する素質を持っています。1543年に種子島で二丁の鉄砲を手にすると、僅か30年後の1575年には、織田信長の足軽鉄砲隊の数千丁の三段撃ちで、当時最強の騎馬軍団の武田を長篠の戦いで撃破できる程の技術革新が出来ました。1853年には、たった四隻の黒船で、植民地になることを回避すべく鎖国から開国と徳川幕府は大きな舵取りをしましたが、国民は受入、欧米列国に追いつくために全国各地に学校を民間の資金で開校し、日清・日露戦争に勝利し、第一次世界大戦後の1920年国際連盟発足時には英仏伊に次ぐ常任理事国まで富国強兵を成し遂げました。
(東南アジア諸国は)
ネール・スカルノなど東南アジアのリーダーは日露戦争での日本の勝利で、自らの国を白人支配から独立させることに自信を持った。また、日本の明治維新からの富国強兵と、貿易による経済発展を自国のモデルとしてとらえ、日本からの戦時賠償金と円借款を資金源に今に見る発展を成し遂げた。他方、日本は確かに世界NO2にまで経済発展したが、現在はその成功体験に酔いしれ、方向を見失っている。再び、目標を定め坂の上の雲へと歩み出さなければならないと考えます。
(成功体験を再び)
脚下照顧、資源もなければ、極東と呼ばれる地政学的位置で、日本が手にできる資源は人材だけ、その頼みも少子高齢化・生産人口減少という背景で何ができるか。明治維新の時と同様に、実業的な教育を重視すると共に英才教育の実施が、次なる成功を得る近道ではないか。
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