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 毎月第二水曜日は「信州を元気にする会」主催の「中小企業の生き残りをかけた経営力育成実践講座」を開催しています。今月11日の講師は経営コンサルタントの伊藤光之さんからお話をいただきました。


(伊藤光之氏)

 現在は長野県のトップバンク八十二銀行機関誌に毎号インタービュー記事を掲載している伊藤先生との出会いは、30年ぐらい前になります。氏は様々な業界で活躍した後、経営コンサルタント・中小企業診断士として独立し現在に至っております。その指導方針は「地域密着で顧客満足度の高い商売をして高付加価値の商品・サービスを提供しましょう!」であります。


(長野県経済を取り巻く環境の変化)

 自分の事業を展開している地域状況への認識が事業展開する上で大事なことであります。伊藤先生は

1,長野県人口215万人割る「2年連続1万人超減」
2,右肩上がり経済の終焉
3,働き方の多様性と格差の是正

と指摘された。誰でも3項目を知ってはいるが、その事実をどの様にして事業活動に活かすかの知恵は出ない。伊藤先生は的確に方向性をお話し頂いた。


(経営理論の落とし込み)

 先生の話は「経営革新」に進み、

1,自社が「どの分野で売上を拡大しようとするのか?」を「アンゾフの成長ベクトル」マトリックス座標を活用すること。
2,自社の絞り込み分野を「SWOT」分析手法をつかい強みを活かすのが基本。
3,選定した分野での商品・サービス群を「ABC分析・2:8の原則」で自社の選択を絞る。
4,分野と商品・サービスを絞り込んだら「ランチェスター戦略」でナンバーワンをめざす。

と具体的な事例で説明された。お話しの経営セオリーは周知であるが「凡事徹底が非凡たらしめる」と継続させる愚直さが必要であること再認識しました。



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