明治維新・昭和の敗戦後など日本の国難には数多の人材が生まれ出、日本の国を救ってくれた。いま平成の国難に日本を救ってくれる人物は何時現れてくれるのだろうか。


(日経春秋 平成22年6月2日)

 鳩山首相退陣の前日、日経春秋には西郷隆盛の遺訓を書き出しにし、日本人が待望する指導者像を述べている。遺訓は「命も要らず名も要らず、官位も金も望まぬ者ほど御しがたき者なし、しかれども、この御しがたき者にあらざれば天下の大計はかるべきからず」。


(西郷隆盛とは如何なる人物)

 日経「元気のでる歴史人物講座H21.9.23」では、「有色民族中、わが国のみ植民地化、属国化を免れ明治維新を成就、新生しえたのは、皇室を戴(いただ)いて志士たちが立ち上がったからである。明治維新における最大の功労者が西郷隆盛である」とされている。


(同時代の著名人の評価)

宗教家・評論家である内村鑑三は、「維新は西郷なくして不可能」「出発合図者、方向指示者」と述べ。

勝海舟は、江戸城無血開城の決断は西郷の「大胆識と大誠意」「今日の日本があるのは西郷のお陰」と讃嘆している。

明治時代のジャーナリストの巨人徳富蘇峰は、「何人もあえてせざる大難を侵し、大疑を決し、天下の大事に任ずるを以てその本分とする」人物であり、「本統(ほんとう)の日本的英雄、正真正銘全く伝統的日本の大精神を代表するところの英雄」と評している。

明治天皇が臣下中、最も親愛されたのは西郷であり、御製に「思うことなるにつけてもしのぶかなもとゐ定めし人のいさをを」と偲び詠まれている。


(願い)

 日本の歴史に無い平成の国難に、西郷隆盛のように敬愛を集め、国政に努めてくれる首相を求めてやまない。



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