孫子の兵法 真田三代
長野の地方紙「信濃毎日新聞」の掲載小説は「真田三代 火坂雅志・作」であります。真田三代(真田幸隆・昌幸・幸村)の舞台は信州上田で、私の家の出身地。今住んでいる長野市松代は真田10万石の城下町で戦国時代をしたたかに生き延びた武将の生き様に関心があります。
(火坂氏のことば)
「人は利(り)に弱い・・・われわれのごとき弱小の一族は、人の欲望のありかを冷静に見定め、それを利用して人を動かし、戦いに勝つしか生き残る術はない」
「兵法とは、強者のためにあるのではない。われわれのような弱小の勢力のためにこそ、編み出されたものだ。強者は知恵を使わずとも、勝利を得るはたやすい。なぜなら、兵力にものを言わせ、力攻めに攻めればよいからじゃ。だが、いくさはつねに強者が勝つとはかぎらぬ。小さき者が強大なる者を倒す知恵、それが兵法に他ならぬ」
(表裏比興)
真田昌幸は、秀吉から「表裏比興者」、家康からは「希代の横着者」と呼ばれるほど武略策謀が際立っていた。だから、真田家が全国に数多いた小豪族の中で大名として生き残ったのであります。私は、その真田家の生き方に地方の中小企業がしたたかに存続し続ける知恵があるのではないかと考え、連載小説を楽しみに読んでいます。
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