100年企業の知恵 まねる・学ぶ
自分の向上心を持続させることは難しい、一生涯維持させることも、さらに、社員を巻き込み代々引き継がせることはもっと難しい。創業して1.5%が到達する100年企業はどうして発展できたのか興味のあるところであります。
(酢屋亀の青木社長は)
4月の経営力育成実践講座で講師をお引き受けいただいた青木社長は次のように100年企業の知恵を披露いただいた。
1,創意を尊び、良いことはまねる
2,遠い同業者、近い異業種から学ぶ
3,人まね、物まねも芸の中
(創意を尊び、良いことはまねる)
今まで存在しなかった商品を創り出すことは難しい。世に出た多くの発見・新商品は、これまで存在するモノを組み合わせることで成功していると云われています。日々お客さまと接して、もっとお役立ちできるものは何かと考え続けることでひらめきが生まれる。
(遠い同業者、近い異業種)
事業を発展させるには成功企業をサンプルとすることが大切で、ベンチマーキング(特定企業動向収集)は欠かせない。しかし、近所の同業者をまねても二番煎じで効果はない。それよりも新商品は複合的産物と考えれば、近くの異業種からアイデアを頂く方が無難。
(人まね、物まね芸の中)
新興国の自動車メーカーでは、先進技術を得るために見習うべき車を購入し、分解して技術を学ぶことは日常。商品の寿命は早いので、すべて自前では時を失う。他人の経験を学ぶことは大切なこと。
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