29日東京で乗車したタクシードライバーは行政書士の資格があるが、開業しながら、ドライバーとして生活費を稼いでいるとのこと。


(試験合格しても開業できない)

 ある社会保険労務士は開業の目途が立たず、脱サラで資格取得したのに再度サラリーマンになっている。弁護士も登録費用と会費の負担に登録を躊躇していると聞く。税理士も開業後3年が我慢の時と云われた時代はとうに過ぎ、先生と奥さんにパート一人の規模から脱しきれない方が多い。多くの経験を重ね、お客さまに豊かなサービスを提供する環境に身を置くことが出来ないでいる。


(規制緩和の現実)

 規制緩和で資格取得者の増加を図り、競争社会の実現を目指すとの政策は功を奏している。何らかの資格取得後のビジネスプランを持ち、地道に努力を積み課せね、事業センスがなければ独り立ちできない。受験学校のコマーシャルに乗って合格しても、開業の道はない。行政書士・弁護士・社会保険労務士・税理士などすべての士業に共通である。


(生涯賃金で考えるか?)

 資格取得が大学卒業直後で、一生涯の収入を合計すれば、会社に就職するよりは生涯賃金は多いことは望めるが、資格取得時間が長ければ、失うものが多く、挽回できる可能性が低いのではないか。短期間で合格することが人生設計のポイントになる。



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