先達会員の事務所公開
私の父親は昭和41年8月に開業しました。他の税理士事務所に勤務しませんでしたので、税務署勤務時代に参考になる税理士事務所の申告書を拝見し、退官後その税理士に教えを請い、独自の管理体制を作り始めました。
(転機が訪れる)
昭和43年に父親はTKC創業者の飯塚毅先生の導入セミナーに参加し、即入会しました。入会後の初期指導を受けるため、東京水道橋にあった飯塚毅税理士事務所に事務所全員と学生であった私が出向き、コンピュータ会計と事務所管理につき指導を受けました。飯塚先生のお話と娘さんからのパンチ指導でした。終了後、帰り道で父親の高揚した顔つきが夕日に映えていたと記憶しています。
(先達会員事務所訪問)
飯塚事務所では、現行の事務所管理文書と会計事務所合理化テキストを頂きましたが、小学校レベルが大学生レベルのやり方を教えて頂いても、実務としては超えなければいけない壁の高さは如何ともし難く。以後ことある毎に、先達会員事務所に出向き導入の初歩からのやり方を教えて頂きました。同時に小学校レベルでも使える管理文書を頂き、随時所内で消化し、レベルアップを図って来ました。
(集団としての強さ)
TKC会員間では事務所見学は当たり前のように繰り返し行われ、事務所内部管理文書・業務の公開がなされ、TKC会員間では業務の質的向上が重ねられてきています。そんな相互関係を「血縁的集団」と呼んで事務所公開を当然としてきた歴史があり、集団としての共通意識を向上させ、組織の強さを生んできたのであります。時として法改正がありシステム変更があっても即座に対応できるしなやかさと強靱な組織行動力を持てるようになりました。
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