日中韓の国家観の違いを思う
東洋史家の宮脇淳子氏の「歴史がないから韓(カラ)元気、日本では歴史は「ヒストリー」、中国では「プロパガンダ」、韓国では「ファンタジー」」との解説がありました。
(国によるアイデンティティーの源)
歴史は勝者の記録とすれば、国家の建国の歴史を他国にどう認められてもらうか、国家の正統性をどう主張するかが、国家の統治には重要な問題になる。日本は島国で天皇家を中心として2千年の歴史を誇ります。中国は漢民族が黄河流域で建国したことが始まりですが、宋・明以外は他民族に支配されてきた。韓国は白頭山で建国され、白頭山の南韓半島と北中国東北部に朝鮮民族が生活しており、現在は韓国・北朝鮮を朝鮮民族の国家としている。
(国家観)
国家の歴史をどうとらえるかでの宮脇先生に解説は当を得ていると考えます。中国は他民族に支配されてきていますから、中華思想で支配者は違っても世界の中心には漢民族であるとするからものの言い様は常に自己の主張を鼓舞する「プロパガンダ」的である。韓国は半島国家であるから常に中国を意識した国家運営を求められ、情緒的な「恨(ハン)」の感情が支配する「ファンタジー」的であります。幸いに日本は神話の世界の天孫降臨の示す通り、国家の正統性を説明するのは容易。
(国家間の主張を理解するには)
北朝鮮の報道を聞くと、半世紀前の日米安保闘争時の学生活動家がマイクで語った「アジ演説」口調を思い出す。どうやら、本当のことを理解したいならば「プロパガンダ」と「ファンタジー」という要素を取り除くことが肝要なのかもしれない。
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