半蔵門駅降りてすぐ、マクドナルドの向かいにある小さな神社を発見しました。
 名前は「太田姫稲荷神社」。
 ビルの脇の、狭いスペースにひっそりと佇むお社です。


 創建は長禄元年(1457年)とかなり古い神社です。
 江戸城を開いた太田道灌の愛娘が天然痘を患ったとき、友人に「山城の国一口の里にある稲荷神社に祈願すれば、どんな重い天然痘でも忽ち平癒する」と言われ、早速同神社に参詣祈願したところ、娘の病はすぐに治ったそうです。

 そこで道灌は、長禄元年(1457年)、江戸築城のとき、崇敬、感謝の気持ちを込めて、この一口稲荷を伏見から勧請し、江戸城内にお祀りした、のがはじまりだそうです。

 その後慶長11年(1606年)徳川家康による江戸城改築の際、城内にあった神社・仏閣を城外に移した際に太田姫稲荷神社も遷座され、その後、変遷を経て現在の地に鎮座しているとのこと。


 今でも商売繁盛・病気平癒などの神様としてあがめられているそうです。
 インフルエンザも流行っていますので、半蔵門にお越しの際にはお参りしてみてはいかがですか?!