今後、所内職員全員が当番制で、ちょっとしたお話をブログに更新していく予定です。

 今日は仕事に役立つ話です。

 事務所の書棚には業種柄、常に最新の専門書が沢山あります。その中でもよく利用する『図解 税法シリーズ』に今年度分から『図解 国際税務』が加わりました。
一昨年から中国人経営者の関与先の担当をすることとなり、意識だけはしていましたが、最近別の関与先からも国際税務の相談が2件ありました。
ひとつは飲食店の社長の知人が中国に店をオープンする、申告はどうするんだ、と言うもの。もうひとつは、海外赴任のサラリーマンが日本国内の土地を売りたい、税金まで面倒みてくれる信託銀行もあるが、お宅は知識があるのか?と問い合わせがあった不動産会社の社長からの相談です。まだまだレアケースでしょうが、国際税務の必要性を感じています。
 今年、海外居住の医者が巨額脱税をしたインターネットニュースを読みましたがあれもポイントは国際税務です。プロ野球選手や芸能人の様な高額所得者の海外流出よりも、実務では国際税務の取引があったらどう言うものなのか?関与先社長にわかってもらわなければなりません。いつからどこでどう言う勤務状況なのかなど、事実関係をきちんと押さえ、難しいがポイントさえ押さえれば大丈夫で、なにも国際税務に限ったことではなく、法人税も所得税も同じです。関与先の本業に集中してもらえれば良い。
どんな問題が出るのか?これから勉強します。でも難しそう。