3年前の
2009年9月24日にこの税理士ブログに紹介した

「女性と仕事の未来館」

先日の新聞を見ていて驚いた

その女性と仕事の未来館が民主党の事業仕分けで『閉鎖』という判断をされたとのこと

その理由は『ハコモノ政策の時代ではない』とのことだそうだ

そして、それを受けた厚労省は本当にそのとおり閉鎖したとのことだ

自分はこのような施設の必要性を感じたため紹介した

その必要性を民主党も厚労省も理解してくれなかったようだ・・・残念だ



この会館は、JR田町駅からすぐの好立地にある

新聞記事によると

地上5階建て(地下1階)、厚労省が2000年に58億円で建設したとのこと

当時は財団法人「女性労働協会」が維持管理し、女性向けに就職セミナーなどを行っていた

現在は「女性就業支援センター」と改名し厚労省が管理しているとのこと

内部は、全館のほぼ半分は電気が消されて人影もなく、机の上に逆さにした椅子が並ぶ部屋もある

サロンや相談室は1年以上使われないまま。有料で貸し出しているセミナー室などの利用率は低い

今年度の維持管理費は4000万円

厚労省は活用のため、ハローワークなどの入居を目指しているがめどはたっていない

とのことだ


事業仕分けという民主党の一大パフォーマンスが

結果的にこのようなもったいない幽霊屋敷を作ってしまった

閉鎖と判定するなら、もっと突っ込んで有効な利用方法を検討すべきではないだろうか?

閉鎖と決めてあとは役人に活用を考えろ、といっても忙しい職員にその活用をじっくりと真剣に考えることなどできるわけがない

ほんとうにもったいない

せめて有効な活用方法が決まるまでは「女性と仕事の未来館」を続けていて欲しかった



このような中途半端なパフォーマンスは支援できません