先日(10月9日)クライアントと一緒に銀行へ融資の申し込みに行ってきました。
新しい融資を受け、なおかつ当座借り越しの枠を貰おうという希望でした。
今期は売り上げが減少しているので渋い顔をされるかな?と思っていたのですが、意外や意外担当者はニコニコ顔で良くおいでくださいましたという感じでした。

このクライアントは一昨年融資先を変更したいと言ってきたので、信用金庫から地方銀行への変更の橋渡しをした会社です。
その時に証書だけでは不足だったので、当座借り越しの枠をもらい、その枠を目一杯使いました。
そのため通常時の資金繰りにせっかくの当座借り越しを使用できずにいます。

このクライアントは季節による売上の山谷が激しい業種です、資金繰りは谷の月に不足に陥り山の月には余裕がでるというパターンで、谷の月に借入し山の月で返済するという短期融資が活用できればありがたいのです。

そこで今回は当座借り越しの枠より少々多めの証書借入を実行してもらい、当座借り越しを全額返済し、いつでも枠一杯の借入ができるようにしたかったのです。

今回はまず話だけして銀行に検討してもらい、できれば半月くらいのうちに融資の申し込みができればいいな~、という腹積もりでした。
午前中に私から担当者に伺いたい旨の話をし、午後クライアントの社長と行ったのですが、話はとんとん拍子でわずか1時間で融資の申し込みまで進んでしましました。
「え~!いいの~」という顔で思わず社長と顔を見合わせてしまいました。

政権交代で亀井大臣がモラトリアムを打ち出しているこの状況下なのに、金融機関はまだセーフティーネットを前面に営業しているんですね。

中小企業は、中でも特に売上の落ち込んでいる会社は、今が借り時のようです。