静岡県は全国平均より下落幅が大きい・・ (路線価発表)
☆ 全国▲0.4・・静岡県▲0.9 ☆
7月1日に国税庁は全国の路線価を発表した
以前は8月だったのに最近は早い時期の発表になったと思う
また数年前からはインターネットで確認できるようになった
以前は分厚い本での発表だった
路線価というのは・・
路線価というのは・・
地図上の各道路(路線)の区画ごとに細かくつけられている単価
何をするものか?・・
土地の価格を算出するためのものだ
この道路に沿った土地は1平方メートルあたりいくらで計算してください・・というもの
この路線価から算出した土地の値段を土地の評価額という
何に使うのか?・・
相続税の計算や贈与税の計算をするときに使う
時価(売買価格)は売り手と買い手の力関係で値段が上下するけど
この評価額は計算額のとおり申告しなければならないシビアなもの
(土地の形状や使用状況で多少減額はある)
どうやって決めているの?・・
近隣の売買価格や公示価格などを参考にしている
国税職員や不動産鑑定士や有識者が時間をかけて協議して決めている
だから土地の値上がりや値下がりなどの社会情勢が加味されている
さて今年の路線価は・・
全国では7年連続の下落、下落率は0.4%と今までよりは下落率が少なくなったようだ
では・・わが静岡県は・・
全国平均よりも下落率は大きくて0.9%だそうだ
そんな中でも上がったところが2か所あった
1か所は静岡市葵区の駅北呉服町商店街
もう1か所は藤枝市だ、藤枝駅吉永線通りというから、藤枝駅の南口方面だ
逆に下落したところで特筆すべきは・・
静岡市清水区真砂町・・清水駅前だ、津波の恐れなどで土地が売れないのだろうと思う
県下全体の下落の原因は・・
新聞などによると・・南海トラフ地震などの巨大地震による津波リスクに加え、製造業などで業績回復や設備投資の活発化が遅れているから・・また、県外への人口流出も響き、需要の戻りが鈍いからだそうだ。
お金があれば・・清水駅周辺のいい土地を買い占めるチャンスなのかも・・・・・
今年になってお亡くなりになった方の相続税は何件か頼まれているが、路線価が発表前だったので待ってもらっている。
そちらの作業を進めなけらば・・・ね
- 記事投稿者情報 ≫ 税理士法人神戸会計
- この記事へ ≫ お問い合わせ
- この記事のタグ ≫ 静岡の税理士 / 元国税調査官の税理士 / 路線価発表