国税庁



(前編からのつづき)

 2010年分の税額4兆4,515億円は、前年に比べ1.9%減少し、10年前(2000年分)に比べると9.3%減少しています。
 税額の内訳をみますと、源泉徴収税額は2兆2,084億円、申告納税額は2兆2,431億円で、それぞれ前年に比べ2.6%、1.3%の減少となりました。
 また、所得階級別にみますと、所得金額200万円以下の者の税額は727億円で全体の1.6%、1,000万円を超える者の税額は3兆5,410億円で79.5%をそれぞれ占めております。

 2010年分における申告納税者1人あたりの平均所得金額は494万円(事業所得者394万円、給与所得者676万円など)で、前年と比べると0.2%増加したものの、10年前と比べると12.8%減少しております。
 1人あたりの平均税額は63万円で、前年と比べると0.2%増加し、10年前と比べると6.2%減少しております。
 2010年分の所得税の負担割合は12.8%で、所得100万円以下の階級は1.3%、1億円を超える階級は25.8%となりました。

(注意)
 上記の記載内容は、平成24年4月3日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。