インドのIT企業の躍進と日系企業の・・・
投稿日:2012年05月05日土曜日 05時09分55秒
投稿者:岡村昭彦税理士事務所 カテゴリー: info
【時事解説】インドのIT企業の躍進と日系企業のビジネスチャンス その1
インドのIT企業は世界各国からソフト開発などを請け負う「グローバル・デリバリー」といわれるビジネスモデルを確立しました。そして顧客企業から、ソフトウエア開発や経理業務、顧客対応といった自社の業務処理の一部のアウトソーシングを受注する、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)といった事業を拡大させています。インドのITサービス産業は、同国の経済成長の牽引役となっていますが、売上全体の約8割を輸出が占めています。輸出の地域別内訳をみると北米が約6割と過半を占め、次いで欧州が約3割を占めるなど、欧米向けがそのほとんどを占めています。
インドでITサービス産業が成長した背景には、英語力や理科系の能力に優れた割安な労働力が豊富にあることが大きく、インドへのアウトソーシングは顧客企業にとってコスト削減効果をもたらします。また、インドとの時差によって顧客企業は24時間のオペレーションが可能になります。
タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)、インフォシス、ウィプロはインドの3大IT企業といわれており、世界の多国籍企業に対しITサービスを提供する存在となっています。
例えば、インフォシスは1999年にインド企業としては初めてナスダック市場に上場を果たしました。同社の2011年の従業員数は約14万5千人、年商は68億3千万ドルに上ります。
インドの提供するITサービスは今後ますます高度化、高付加価値化するといわれており、さらなるインドのIT企業の躍進が期待されます。(つづく)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
インドのIT企業は世界各国からソフト開発などを請け負う「グローバル・デリバリー」といわれるビジネスモデルを確立しました。そして顧客企業から、ソフトウエア開発や経理業務、顧客対応といった自社の業務処理の一部のアウトソーシングを受注する、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)といった事業を拡大させています。インドのITサービス産業は、同国の経済成長の牽引役となっていますが、売上全体の約8割を輸出が占めています。輸出の地域別内訳をみると北米が約6割と過半を占め、次いで欧州が約3割を占めるなど、欧米向けがそのほとんどを占めています。
インドでITサービス産業が成長した背景には、英語力や理科系の能力に優れた割安な労働力が豊富にあることが大きく、インドへのアウトソーシングは顧客企業にとってコスト削減効果をもたらします。また、インドとの時差によって顧客企業は24時間のオペレーションが可能になります。
タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)、インフォシス、ウィプロはインドの3大IT企業といわれており、世界の多国籍企業に対しITサービスを提供する存在となっています。
例えば、インフォシスは1999年にインド企業としては初めてナスダック市場に上場を果たしました。同社の2011年の従業員数は約14万5千人、年商は68億3千万ドルに上ります。
インドの提供するITサービスは今後ますます高度化、高付加価値化するといわれており、さらなるインドのIT企業の躍進が期待されます。(つづく)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
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