事業の成功を考える際、よりよい製品やサービスを作ることが必要なのはもちろんですが、それと同じくらい、どれだけ効率的に自社の製品やサービスを市場にアピールすることが出来るかということが重要になってくるでしょう。一口にアピールするといっても、宣伝、広告の手法は数多くあり、どの方法が効率的な宣伝につながるのかというのは企業の規模や業種毎でさまざまです。

 広告をまず二種類に大きく分類すると、オンラインとオフラインで分けることが出来ます。オンライン広告とは、ウェブサイトやEメールなどに掲載される広告のことで、インターネット上に掲載される広告をいいます。一方、オフライン広告とは、新聞広告、TVやラジオのCM、タウン情報誌や雑誌の広告、チラシ、ダイレクトメールなど、つまりオンラインでないものがそれに当たります。

 広告を出す目的としては、企業の認知度を高める、商品の購買につなげる等が考えられますが、中小企業が広告をうつ場合、大企業と同じように高額な資金を投入することは難しいですので、商品がより売れ、かつ、短期で利益があがる仕組みをつくることが大切でしょう。

 オフライン広告であれば、アピールするエリアや読者層を限定したタウン誌への掲載や、一定地域のみに流れ、日程も限定されているTVCMなどが有効でしょう。大々的に広告をうつより費用をおえることができるうえ“限定”されている分、どの程度効果があがったのか、自社のモデルとして検証することも可能になります。(つづく)

(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)