東京税理士会



(前編からのつづき)

 書面添付件数をみてみますと、「法人税(消費税含む)」は、総申告件数8,984件のうち書面添付した件数が3,900件で43.4%(前年比1.6%増)、「所得税(消費税含む)」は、同6,628件のうち893件で13.5%(同1.1%減)、「相続・贈与税」は、同595件のうち287件で48.2%(同10.0%増)となりました。
 所得税については、昨年度に比べて減少していますが、相続・贈与税は昨年度の14.9%増に続き、今年度も10.0%増と伸びております。

 書面を添付している理由(複数回答可)は、「税務調査の省略化」が59.0%で最も多く、「業務品質の向上」(56.5%)、「顧問先に対するアピール」(36.9%)、「税理士の権利」(35.4%)などとなっております。
 一方、書面を添付していない理由(複数回答可)については、「添付する効果が不明」が55.3%、「時間や労力がかかり煩雑」(48.2%)、「科目内訳及び概況書で十分」(33.5%)などとなりました。


(注意)
 上記の記載内容は、平成25年5月11日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。