世界地図が変わるとき その1
投稿日:2010年07月26日月曜日 05時00分00秒
投稿者:岡村昭彦税理士事務所 カテゴリー: info
ある新聞報道では、国によって差はあるものの、経済成長率は世界的に減速し、中でも日本の成長率は大きく低下すると予想されていました。
その一方で、上海万博に沸く中国は今年にもいよいよ日本のGDPを越え、アメリカに次ぐ経済大国になるといわれています。
この世界地図の変化に、私達はどう対応すべきなのでしょうか。
ここで、当事者の了承の範囲に限定されますが、ある若き経営者のビジョンを紹介します。市場シェア100%であるこの会社は、現在はそのすべてが国内売上です。それを5年後には、総売上の80%を国外売上とする、というのです。この会社は、ある特定の顧客のニーズから新製品の開発を世界トップメーカーに打診、その開発段階からコミットし、製品完成後は物流システムも再配置し、付加価値を得るビジネスモデルを構築しました。同社は、自社では開発、在庫、売上債権の回収にかかるいずれのリスクもとらない、ニッチ市場におけるベンチャー商社なのです。
筆者もこのリスクフリーのモデル構築には少なからず関与させていただきましたが、紹介に値すると考えるのはこれだけではありません。市場はニッチでも、この経営者は新製品を供給する際には必ず世界市場を念頭におき、あえて開発に時間がかかる世界トップメーカーと組んでいるのです。
このモデルを実現させたのは、経営者の人間力によるところも大きいのですが、それ以外の理由として主に3つの理由を考えることができます。(つづく)
(記事提供者:アタックス 入駒 慶吾)
その一方で、上海万博に沸く中国は今年にもいよいよ日本のGDPを越え、アメリカに次ぐ経済大国になるといわれています。
この世界地図の変化に、私達はどう対応すべきなのでしょうか。
ここで、当事者の了承の範囲に限定されますが、ある若き経営者のビジョンを紹介します。市場シェア100%であるこの会社は、現在はそのすべてが国内売上です。それを5年後には、総売上の80%を国外売上とする、というのです。この会社は、ある特定の顧客のニーズから新製品の開発を世界トップメーカーに打診、その開発段階からコミットし、製品完成後は物流システムも再配置し、付加価値を得るビジネスモデルを構築しました。同社は、自社では開発、在庫、売上債権の回収にかかるいずれのリスクもとらない、ニッチ市場におけるベンチャー商社なのです。
筆者もこのリスクフリーのモデル構築には少なからず関与させていただきましたが、紹介に値すると考えるのはこれだけではありません。市場はニッチでも、この経営者は新製品を供給する際には必ず世界市場を念頭におき、あえて開発に時間がかかる世界トップメーカーと組んでいるのです。
このモデルを実現させたのは、経営者の人間力によるところも大きいのですが、それ以外の理由として主に3つの理由を考えることができます。(つづく)
(記事提供者:アタックス 入駒 慶吾)
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