国税庁



(前編からのつづき)

 また、1件あたりの不正脱漏所得は前年度比3.5%増の1,385万円と2年連続で増加しました。
 不正を業種別(調査件数350件以上)にみてみますと、不正発見割合の高い10業種では、「バー・クラブ」が57.9%で8年連続のワースト1位となり、2位は「パチンコ」(48.7%)が続きました。
 これにより、上記2業種は7年連続でワースト1位と2位となり、続いて3位は「廃棄物処理」(35.0%)となっております。

 一方、1件あたりの不正脱漏所得金額が大きい10業種では、ワースト1位、2位はともに前年ランク外の「水運業」(9,602万円)、「精密機械器具卸売」(4,694万円)となり、3位は前年2位の「建売、土地売買」(4,590万円)、4位は前年ランク外の「民生用電気機械器具電球製造」(4,544万円)となりました。
 なお、不正発見割合でワースト1位の「バー・クラブ」は高額10業種に入っておらず、1件あたりの不正脱漏所得金額は1,418万円となっております。

(注意)
 上記の記載内容は、平成23年6月2日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。