(前編)2009年中の相続税課税割合6年連続最低の4.1%
投稿日:2011年08月05日金曜日 03時00分00秒
投稿者:岡村昭彦税理士事務所 カテゴリー: info
国税庁
国税庁は、2009年分相続税の申告事績を公表しました。
それによりますと、2009年1年間に亡くなった人は約114万人でしたが、このうち相続税の課税対象となった人数は約4万6千人で、課税割合は4.1%でした。
この課税割合4.1%は、前年分(4.2%)からほぼ横ばいの数字ですが、直近において基礎控除額の引上げなどがあった1994年分以降では6年連続の最低水準となっております。
相続財産額の構成比は、土地が49.8%と半数を占め、現金・預貯金等22.2%、有価証券12.1%の順となっております。
土地の構成比は、地価の下落を背景に、1994年分(70.9%)から一貫して減少しておりましたが、2008年分から2年連続で上昇しました。
しかし、相続財産に占める割合が高い土地の評価はいまだ低迷しており、相続財産の課税価格が基礎控除額(5,000万円+1,000万円×法定相続人の数)内でおさまるケースが多い(平成2011年度税制改正において、相続税の基礎控除の引下げが先送りされました)のが現状です。
(後編へつづく)
(注意)
上記の記載内容は、平成23年7月6日現在の情報に基づいて記載しております。
今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。
国税庁は、2009年分相続税の申告事績を公表しました。
それによりますと、2009年1年間に亡くなった人は約114万人でしたが、このうち相続税の課税対象となった人数は約4万6千人で、課税割合は4.1%でした。
この課税割合4.1%は、前年分(4.2%)からほぼ横ばいの数字ですが、直近において基礎控除額の引上げなどがあった1994年分以降では6年連続の最低水準となっております。
相続財産額の構成比は、土地が49.8%と半数を占め、現金・預貯金等22.2%、有価証券12.1%の順となっております。
土地の構成比は、地価の下落を背景に、1994年分(70.9%)から一貫して減少しておりましたが、2008年分から2年連続で上昇しました。
しかし、相続財産に占める割合が高い土地の評価はいまだ低迷しており、相続財産の課税価格が基礎控除額(5,000万円+1,000万円×法定相続人の数)内でおさまるケースが多い(平成2011年度税制改正において、相続税の基礎控除の引下げが先送りされました)のが現状です。
(後編へつづく)
(注意)
上記の記載内容は、平成23年7月6日現在の情報に基づいて記載しております。
今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。
- 記事投稿者情報 ≫ 岡村昭彦税理士事務所
- この記事へ ≫ お問い合わせ
- この記事のタグ ≫