(前編からのつづき)

 また、自宅などでのIT利用は、「HP作成コーナーで申告書を作成して書面での提出」が226万8千人、「同e-Tax」が57万人、「民間の会計ソフトで申告書を作成してe-Tax」が260万2千人の計544万人で同10.1%増となり、ともに順調に増加しました。
 e-Tax(国税電子申告・納税システム)については、
①最高5,000円の税額控除
②添付書類の提出省略
③書面提出に比べ還付金を早期還付などのメリットを積極的に広報するなどの普及拡大に努めた結果からか、所得税の申告件数が、前年の707万9千件から774万7千件へと9.4%の増加となりました。

 ITを活用した施策を推進する一方で、閉庁日における申告相談を2月20日と2月27日の日曜日に、228税務署を対象に、税務署のほか合同会場や広域センターにおいて実施しております。
 これらの会場における両日の相談件数は前年比0.2%増の18万4千件、申告書収受件数も4.2%増の27万6千件と、ともに微増でした。

(注意)
 上記の記載内容は、平成23年8月1日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。