ゼロから考える その2
投稿日:2011年11月05日土曜日 03時00分00秒
投稿者:岡村昭彦税理士事務所 カテゴリー: info
(「ゼロから考える その1」より続く)
今期、上場企業では過去最高益を達成する企業が150社を超える見込みです。しかし、中小企業では、東日本大震災や世界景気の減速により、赤字で苦しんでいる企業が多くあります。そのような企業がDDSの対象となるのですが、DDSを行うためには黒字化という高いハードルがあります。「黒字化できるのであれば、既にやっているよ。」という社長の声が聞こえてきそうです。
しかし、本当にそうでしょうか?筆者は、窮境に陥った企業の再生計画の策定のサポートを行うことがありますが、これ以上収益を改善できないと主張する企業でも、収益改善を達成できることが殆どです。現在の経済環境では、売上を伸ばすことは困難なケースが多いです。しかし、費用については削減余地があることが殆どです。普段当たり前のように払っている費用が、実は払わなくても企業活動に全く影響がなかったり、当たり前のように行っている製造プロセスをかなり短縮できたりすることがあります。
重要なポイントは、ゼロから考えることです。もし、今から事業を始めるのであれば、「この費用は必要なのか?」、「この行動は必要なのか?」等を一つ一つ再検討する必要があります。そうすれば、収益改善のポイントは見えてくるはずです。社会的に意義のある事業であれば、利益を生み出すことは必ずできると信じてほしいと思います。(了)
(記事提供者:アタックス 荒川 幸洋)
今期、上場企業では過去最高益を達成する企業が150社を超える見込みです。しかし、中小企業では、東日本大震災や世界景気の減速により、赤字で苦しんでいる企業が多くあります。そのような企業がDDSの対象となるのですが、DDSを行うためには黒字化という高いハードルがあります。「黒字化できるのであれば、既にやっているよ。」という社長の声が聞こえてきそうです。
しかし、本当にそうでしょうか?筆者は、窮境に陥った企業の再生計画の策定のサポートを行うことがありますが、これ以上収益を改善できないと主張する企業でも、収益改善を達成できることが殆どです。現在の経済環境では、売上を伸ばすことは困難なケースが多いです。しかし、費用については削減余地があることが殆どです。普段当たり前のように払っている費用が、実は払わなくても企業活動に全く影響がなかったり、当たり前のように行っている製造プロセスをかなり短縮できたりすることがあります。
重要なポイントは、ゼロから考えることです。もし、今から事業を始めるのであれば、「この費用は必要なのか?」、「この行動は必要なのか?」等を一つ一つ再検討する必要があります。そうすれば、収益改善のポイントは見えてくるはずです。社会的に意義のある事業であれば、利益を生み出すことは必ずできると信じてほしいと思います。(了)
(記事提供者:アタックス 荒川 幸洋)
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