国税庁



 国税庁は2011年度における国税電子申告・納税システム(e-Tax)の利用状況を発表しました。
 それによりますと、2011年度のe-Taxの利用総件数は、2,185万6,429件と前年度に比べて4.9%増加しておりますが、前年度の伸び率(8.4%)と比較しますと伸び幅が半分近く少なくなっております。

 このうち、国が定めた所得税や法人税の申告、法定調書などの15種類の重点手続きの利用件数は、1,805万2,209件と前年度に比べ2.8%の増加にとどまりました。
 この結果、利用率は2.5ポイント上昇の52.7%となり、2013年度末までの目標値である65%まであと12.3%伸ばす必要があります。
 オンライン利用拡大行動計画の重点15手続きにおける項目別の利用件数(カッコ内は利用率、以下同じ)をみますと、
申告関係では、
①所得税890万7,933件(45.1%)
②法人消費税182万5,086件(92.6%)
③法人税170万2,144件(65.4%)
④個人消費税60万4,455件(40.1%)
⑤印紙税8万3,687件(67.5%)
⑥酒税4万2,603件(88.8%)
の順となっております。

(後編へつづく)

(注意)
 上記の記載内容は、平成24年5月9日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。