(前編)国税庁:2012事務年度における譲渡所得調査を公表!
投稿日:2014年02月10日月曜日 00時00分00秒
投稿者:岡村昭彦税理士事務所 カテゴリー: info
国税庁は、2012事務年度(2013年6月までの1年間)における譲渡所得調査を公表しました。
それによりますと、調査は3万1,323件に対して行われ、うち69.4%に当たる2万1,739件から1,443億円の申告漏れを把握しました。
税務調査は年々、高額・悪質なものを選定して重点的に行われております。
譲渡所得調査も、不動産等の売買情報など、あらゆる機会を利用して収集した各種資料情報を活用して、高額・悪質と見込まれるものを優先して行われております。
前年度に比べ、調査件数は22.8%、申告漏れ件数は18.4%、申告漏れ所得金額も12.7%、それぞれ減少しました。
この背景には、国税通則法改正により、課税理由の説明等が原則義務化され、事務作業量の増加が影響している模様です。
申告漏れ割合は、前年度から3.8ポイント上昇しました。
調査1件あたりの申告漏れ額は461万円(前年度407万円)となりますが、この額は、同事務年度の所得税調査で把握された1件あたり平均の申告漏れ額126万円を大きく上回ります。
(後編へつづく)
(注意)
上記の記載内容は、平成25年12月12日現在の情報に基づいて記載しております。
今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。
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