経済産業省は、「中小会計要領」を活用することにより、諸課題を解決し、経営を改善した具体的な成功事例を「中小会計要領に取り組む事例65選」として取りまとめ公表しました。
 「中小会計要領」(「中小企業の会計に関する基本要領」)とは、中小企業の多様な実態に配慮し、その成長に資するため、中小企業が会社法上の計算書類(貸借対照表、損益計算書等)を作成する際に求められる会計処理や注記等を示したものです。

 「中小会計要領」は、その活用によって、中小企業の経営者が、自社の財務情報や経営状況をタイムリーかつ正確に把握すれば、経営課題の早期発展、早期改善が可能になり、会社の経営戦略を立てる際や、投資判断を行う際に非常に役立つとしております。
 また、経営者自らが自社の強みを語ることができれば、会社の見える化につながるとともに、金融機関や取引先等への信頼性を高めることになり、新たな取引先や、融資にもつながるとしております。

(後編へつづく)

(注意)
 上記の記載内容は、平成26年5月2日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。