いまにも潰れそうなスーパー
「この店は潰れそうだ」とか、「繁盛しそうだ」と評価しながら街を歩くようにしている人がいて、聞いた話しだが・・・
あるスーパーがある。挨拶をしない店である。
この店は、朝の九時から営業を始める。店の前には早い客が来て待っている。やがて九時になる。客は黙って店に入る。静かである。この店は挨拶をしない店なのだ。
普通ならば、九時になるや店員がやって来て、「お待たせしました、どうぞお入りください」と言うのが当り前。
こんな店が、いまも息をしていることが、びっくり仰天である。価格が安いのでもない。品物が格別に良い物でもない。
挨拶というのは、商人に取っては当り前のことである。それがいい加減というのは、代表者に金儲けに気持ちが片寄り、考え方がどこか歪んでいるからであろう。
これでは金は儲かるどころか、やっと御飯が食える程度しか利益は出ないものだ。
代表者の考えがイビツなものだから、レジ係にしてもどこか変である。嫌な客に対しては、「わたしあの客は苦手だ」というのを極端に出してしまう。そんな店員に、「嫌な表情を出しちゃいけないよ」と注意する者もいない。
近場に別のスーパーが出来たら、多分一巻の終わりになるだろう。