■危機管理
◆今度の東日本大震災の事後処理で、自衛隊の存在価値が、大きくクローズアップされた。自衛隊が大きく役に立っている。
そこで紹介したいのが、三国志に出てくる台詞である。
「兵を養うこと千日、用は一朝にあり」
別な解釈を添えれば、つぎのようになる。
「軍隊を育てるには、長い時間と高いコストがかかる。しかし、この軍隊こそが突発的国難のとき、強い助っ人になってくれる」
しかし「自衛隊は要らない」という有名な政治家もいる。
こういう人たちは、いまも国難ともいうべき震災の事後処理に、困難きわまる障碍を乗り越えて、獅子奮迅の努力をしている自衛隊について、どう思っているのだろうか。
こう考えると、「自衛隊は要らない」と言ってきた人たちには、万一のときという危機管理意識が、非常に薄い人たちに見える。
◆危機管理意識は、中小企業には、特に必要である。
上場企業の場合は、企業が銀行融資を受けるとき、社長に個人保証を求めることはない。しかし中小企業の場合は、社長個人の土地や住宅、あるいは所有株式などを担保として求めることが多い。
つまり中小企業は、経営者と会社が一蓮托生なのである。
そしてまた、従業員も一蓮托生の構成員なのだ。
ところが、経営者が急死したりすると、やがて会社も後を追うようにして、死ぬ(経営が破綻)ケースがとても多い。
経営者が、“自分に万一があったときは”という認識が乏しいと、万一に際してのとばっちりを食らい、生活が成り立たなくなるのは、まず従業員たちなのである。
だから経営トップが60歳を超えたら、“自分も万一年齢に達した”と自覚し、自分が急死したとき、直ちに経営を引き継ぐ人材は育っているか、と自問自答すべきである。
経営者は、“自分には従業員の生活を保証する責任がある”という自覚が欠かせない。その自覚は、自分に万一のときの後継者はだれか、という認識と具体的な行動にかかっている。
危機管理(リスク・マネジメント)は、中小企業の経営者にも、重要この上ないことなのである。
合わせて、事務所で勧めている生命保険を利用した「企業防衛制度」にも、ご検討の一つに加えていただけたらと思う 今日です。
そこで紹介したいのが、三国志に出てくる台詞である。
「兵を養うこと千日、用は一朝にあり」
別な解釈を添えれば、つぎのようになる。
「軍隊を育てるには、長い時間と高いコストがかかる。しかし、この軍隊こそが突発的国難のとき、強い助っ人になってくれる」
しかし「自衛隊は要らない」という有名な政治家もいる。
こういう人たちは、いまも国難ともいうべき震災の事後処理に、困難きわまる障碍を乗り越えて、獅子奮迅の努力をしている自衛隊について、どう思っているのだろうか。
こう考えると、「自衛隊は要らない」と言ってきた人たちには、万一のときという危機管理意識が、非常に薄い人たちに見える。
◆危機管理意識は、中小企業には、特に必要である。
上場企業の場合は、企業が銀行融資を受けるとき、社長に個人保証を求めることはない。しかし中小企業の場合は、社長個人の土地や住宅、あるいは所有株式などを担保として求めることが多い。
つまり中小企業は、経営者と会社が一蓮托生なのである。
そしてまた、従業員も一蓮托生の構成員なのだ。
ところが、経営者が急死したりすると、やがて会社も後を追うようにして、死ぬ(経営が破綻)ケースがとても多い。
経営者が、“自分に万一があったときは”という認識が乏しいと、万一に際してのとばっちりを食らい、生活が成り立たなくなるのは、まず従業員たちなのである。
だから経営トップが60歳を超えたら、“自分も万一年齢に達した”と自覚し、自分が急死したとき、直ちに経営を引き継ぐ人材は育っているか、と自問自答すべきである。
経営者は、“自分には従業員の生活を保証する責任がある”という自覚が欠かせない。その自覚は、自分に万一のときの後継者はだれか、という認識と具体的な行動にかかっている。
危機管理(リスク・マネジメント)は、中小企業の経営者にも、重要この上ないことなのである。
合わせて、事務所で勧めている生命保険を利用した「企業防衛制度」にも、ご検討の一つに加えていただけたらと思う 今日です。