地上40センチに貼り札、だれに見せようというのか
●あるチェーン店の話
チェーン本部の経営指導というのも、味一筋なのはいいが、店というのは味だけ良ければいいのか、というとそうではない。
真剣に店舗を考える人にとっては、<笑わせるんじゃないよ>という問題点がある。
例えば、<店内改装のお知らせ>の掲出はいいとしても、その掲示場所というのが、シャッターの地上40センチ辺りなのだ。
これではまるで犬猫用の観察窓ではないか。しゃがんで迄見る人は誰もいない。
これで満足な顧客意識があるとは思えない。
接客であり照明であり、店主の顧客への対応はもっとも大事だ。
チェーン本部も、指導員が巡回して、おつゆの温度はどうか。差し出すタイミングはどうか。入れる具はどうか。盛りつけの仕方はどうか。などいくらチェックしても、これでは意味がない。
地上40センチの<店内改装のお知らせ>の段階で、このような問題点を指摘してこそ正常である。そういう意味で、このチェーン本部は、指導の仕方は正常でない。
これでは幾らの金銭支払いで加盟店が決まったかは知らないが、経営指導料金を堂々とくれとは言えないと思う。
フランチャイズにも、いい加減な組織があるみたいだ。