消費税増税
消費税が増税になると、
消費者と同じくらい事業者も負担が重くなります。
例えば「税抜100円」の商品を販売した場合、
現在の税率であれば
事業者は5%を上乗せした「税込105円」で
消費者に販売します。
商品の仕入代金が「税込63円(消費税3円)」だとすると
預かった消費税5円と支払った消費税3円との差額「2円」を納税、
105円-63円-2円=の40円が手元に残る利益となります。
(黒字ならここからさらに法人税を納めます)
これがもし、税率10%になったらどうなるでしょうか。
本来は、
販売代金が「税込110円」、仕入代金が「税込66円」となり、
差額「4円」を納税、
110円-66円-4円=の40円で手元の利益はそのまま、
となるはずですが、実際はそうはなりません。
単純に増税分を価格に上乗せすると
モノが売れなくなるためです。
現実的には、例えば
販売代金が「税込107円」、仕入代金が「税込65円」などとなり、
預かった消費税 107円×10/110=9円 と、
支払った消費税 65円×10/110=5円 で
差額「4円」を納税するのはかわらないものの、
手元利益は 107円-65円-4円=38円 と少なくなってしまう、
といったことが発生します。
消費税が増税されると事業者の利益が圧迫される、
という問題をきちんと踏まえて、
税負担の軽減や金融支援といった対策を
しっかりと整備してほしいですね。
消費者と同じくらい事業者も負担が重くなります。
例えば「税抜100円」の商品を販売した場合、
現在の税率であれば
事業者は5%を上乗せした「税込105円」で
消費者に販売します。
商品の仕入代金が「税込63円(消費税3円)」だとすると
預かった消費税5円と支払った消費税3円との差額「2円」を納税、
105円-63円-2円=の40円が手元に残る利益となります。
(黒字ならここからさらに法人税を納めます)
これがもし、税率10%になったらどうなるでしょうか。
本来は、
販売代金が「税込110円」、仕入代金が「税込66円」となり、
差額「4円」を納税、
110円-66円-4円=の40円で手元の利益はそのまま、
となるはずですが、実際はそうはなりません。
単純に増税分を価格に上乗せすると
モノが売れなくなるためです。
現実的には、例えば
販売代金が「税込107円」、仕入代金が「税込65円」などとなり、
預かった消費税 107円×10/110=9円 と、
支払った消費税 65円×10/110=5円 で
差額「4円」を納税するのはかわらないものの、
手元利益は 107円-65円-4円=38円 と少なくなってしまう、
といったことが発生します。
消費税が増税されると事業者の利益が圧迫される、
という問題をきちんと踏まえて、
税負担の軽減や金融支援といった対策を
しっかりと整備してほしいですね。