交差点で信号待ちをしていたときのこと。

横にいた女性が赤信号のまま車道を横断し始めました。


よくあることだと思いながら、何となく眺めていたら

後ろから突然「赤ですよ!」と大きな声が。

振り返るとそこには若いお巡りさんがいらっしゃいました。


驚いた女性は苦笑いしながら道の半ばから戻りかけましたが

すぐに信号が青に変わったので、結局そのまま渡っていきました。


実はそこの交差点は車の通行量が少なく

大きな事故も起きていないので

信号無視をする歩行者が多くいらっしゃいます。


当たり前の光景なので感覚がマヒしていましたが

赤信号で渡るのはやっぱりよくないです。

小さいお子さんが真似して大事故につながるかもしれません。

素朴でまともな指摘でしたが、新鮮に感じました。



会社でも、長い慣習から思考停止になってしまい

当たり前の感覚が失われることがよくあります。


「よくないこと」だけど「よくあること」だから「ま、いいか」

なんてやりとりは、どこの会社でも起こっていると思いますが

いつか取り返しのつかない問題に発展するかもしれません。


そんな事態を防ぐのは

素朴でまともな意見を、真摯に受け止める姿勢なんだと思います。