呉服三代目社長の講演を聞きました。

そもそもは80年くらい前に祖父の方が

呉服問屋として創業した会社だそうですが

昭和50年をピークに市場が縮小するなか

生き残りをかけて小売店舗に事業転換。

方針が見事にヒットして

現在も好調な業績を維持しているそうです。


「供給過多」の時代は

物資供給がウリの問屋業は存在意義が薄く

「需要の多様化」の時代は

ニーズを先取りできる小売業のメリットが大きい

と考えて事業転換した、とのことでした。

現在、業績好調なメーカー(ユニクロやニトリなど)が

小売店舗を経営しているのも同じ理由かもしれません。


ちなみに今後も、商材を呉服に絞りつつ

リサイクル、レンタル、アフターケア、保管、教育・指導、フランチャイズ

といった事業に展開しようと考えているそうです。


コストを抑えられる「使い回し」と

人とのつながりを広げる「対人サービス」が

今後の事業転換のキーワードかもしれませんね。