合格率が10%前後の試験は

難易度が高く出題量も多いので

知識量が豊富なだけでは良い結果が出ません。


論述式の試験であれば

「要求されている論点が多い問題は概要の記述に留める」

「要求されていない論点は記述しない」


計算式の試験であれば

「最終値を出すのが簡単な問題は計算過程を省略する」

「最終値を出すのが困難な問題は概算値で計算過程を記述する」


など、出題者の意図や難易度に合わせて解答の仕方を工夫し

試験時間内に合格点がとれる答案を作成しなくてはいけません。


この考え方は普段の仕事にも応用できると思います。

とくに期限が短くボリュームが多い仕事は

仕事を依頼した上司先輩やお客様の要望を踏まえて

重要度が低く負荷が高い作業はなるべく省略する

といった工夫をしないとこなせません。


社会人になって日が浅い方の中には

期限を守るのが苦手な方も多いと思いますが

それは知識が乏しいというよりも

上司先輩やお客様の要望をきちんと把握していなかったり

作業の負荷を考えていないことが原因かも知れません。


同じ悩みをお持ちの方は、知識を詰め込むだけでなく

「仕事を依頼されたときは相手の要望をきちんと聞く」

「作業に時間がかかりそうなときは上司先輩にすぐ相談する」

といったコミュニケーションを積極的にとることからはじめてみましょう。