社員の力を結集させるためには

全社共通の目標設定が不可欠です。

「目標をたてても達成できないし、意味がない」

なんてあきらめないで

次の点に注意して全社共通の目標をたててみましょう!

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①根拠のある数値にする

目標はついつい景気のいい数値にしたくなるものです。

「売上50%アップ!利益300%アップ!」などと

勢いで決めてしまう場面もしばしば見かけます。


前向きな考え方は頼もしいのですが

会社の実像からあまりに乖離した目標にすると

具体策を検討しても何も出てきません。


現実的な目標を設定するために

「単価いくらのものをいくつ売る」

「売上/原価率/経費を試算して利益目標を設定する」

などのように、個別の単価や数量の積み上げで

根拠のある目標数値を設定しましょう。


②優先順位をつける

目標を検討すると、欲張りたくなることがあります。

「販売量をあげて価格も維持しよう!」

「コストを下げて作業効率もあげよう!品質もあげよう!」など

ここぞとばかりに意見が出ます。


雰囲気が盛り上がるのは素晴らしいのですが

会社の実力を超えて同時にあれこれ取組んでも長続きしません。


目標達成の取組みを確実なものにするために

「まずは販売量と作業効率のアップに努める」

「価格やコストは折衝に時間がかかるため後回しにする」

などのように、数字の重要度を考えながら優先順位をつけて

目標設定をしましょう。


③実績を公開する

目標をたてたときは盛り上がっても

そのままほうっておくと忘れ去られるのが世の常です。

「そういえばそんな目標をたてたような…」なんてことでは

いつまでたっても目標は達成できません。


目標を形骸化させないためには

コンスタントに実績数値を公開して

常に意識してもらうことが大切です。


そのために、目標をたてる段階から

「実績数値を集計できるか」

「実績数値を集計する期間はどうするか(月次/日次)」

「実績数値を公開する方法はどうするか(会議/掲示)」

なども勘案して目標を設定しましょう。
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これらに気をつけて目標をたてれば必ず効果が出ます。

ぜひチャレンジしてみてください!