私の自宅周辺には住宅よりも会社がたくさんあるので

通勤時間は「駅に向かう人」よりも「駅から出てくる人」の方が多く(10倍以上!)います。


そんなある朝、男性が駅に背を向けて演説しているのをみかけました。

せっかくなら、人数の多い「駅から出てくる人」に向かって話せばいいのに、

と思って近づいてみると、演説していたのは地元の政治家でした。


おそらく、自分の選挙区の有権者は「駅に向かう人」の方が多いので

あえて駅を背にして「駅に向かう人」に向かって演説したんだろうと思います。


むやみに多人数を相手にするのではなく

自社の顧客を見極めて、ターゲットを絞って効率的に営業するという考え方は

資源の少ない中小企業の商売にも応用できるかもしれません。