緊急支援融資の相談をしに

区役所へ行かれたお客様がいらっしゃいました。


この制度は急に業績が悪化した会社を支援するのが目的で

①申込み月の前々月を含む3ヶ月間の売上高が、前年同期に比べて3%以上減少
②申込み月の前々月を含む3ヶ月間の売上高が、2年前同期に比べて3%以上減少
③申込み月の前々月を含む3ヶ月間の売上総利益率が、前年同期に比べて3%以上減少
④申込み月の前々月を含む3ヶ月間の営業利益率が、前年同期に比べて3%以上減少
⑤直近期の売上総利益率が、前年同期に比べて3%以上減少
⑥直近期の営業利益率が、前年同期に比べて3%以上減少 

の、いずれか1つを満たすのが条件になっています。

そのお客様は②だけが該当している状況でした。


ところが、区役所の窓口ではうまく話が伝わらなかったのか

①と③のパンフレットだけ渡されたうえに

条件にあてはまらないので融資は受けられないだろう、

と職員から言われたようでした。


お客様からの連絡で

弊事務所が区役所に確認をしたところ

説明した職員の単純な勘違いで条件にはあてはまる、

とあっさり間違いを認めました。

さっそくそのお客様は緊急支援融資を申し込みました。


今回はたまたま誤りに気づきましたが

役所の勘違いで「融資は難しい」と言われて

あっさりあきらめてしまう方も多いと思います。


制度融資は仕組みや条件が複雑で

相談する側もある程度の知識がないと

こうした勘違いがあったときに対応できません。


やはり、気軽に相談できる銀行員や税理士と

普段からコミュニケーションとっておくのがおすすめです。