税理士試験には「理論」という

税法の記述問題があります。

この問題“丸暗記すれば大丈夫”、

という単純なものでもなく、

大量の文字(4,500字くらい)を

高速(1分100字くらい)で

長時間書き続けること(45分くらい)

が求められます。


ですから受験生は皆、

速く文字を書くために、

さまざまなペンを試したり、

書く姿勢や文字の書き方を変えてみたりと

いろいろな工夫をしています。


ただ、私の場合はそうしたテクニックの工夫以上に

記憶の精度を上げることに力を入れました。


なぜなら、文字が速く書けないのは、

「動作が遅いこと」よりも

「思い出すのが遅いこと(数秒の差ですが)」の方が

ウェイトが重いと考えたからです。

この対策は自分に合っていたようで

結果として比較的スムーズに試験に合格できました。



問題が起きたときは場当たり的な対応をするのではなく

原因をきちんと検証して、適切な対策を実行すること

が大切ですね。