食品加工会社の営業担当者が、市場調査の一環で

“店頭でお客様から新商品の感想を聞く”取り組みを行いました。

結果、大半の方から「美味しくない」とのご意見があり、

新商品にほれ込んでいた若い男性の営業担当者は落胆していました。

その後の会議では「新商品の味付けを練り直す」との方向に議論が進んでいました。


報告をきいていた私は、お客様と担当者の感想が違いすぎると感じたので、

感想を聞いたお客様の年齢や性別、家族構成などをたずねたところ

「データはないが、主婦が多かったと思う」とのことでした。

さらに他の担当者から「若いサラリーマン世代の評価は高い」との発言があったので、

もしかしたら、世代によって好き嫌いが分かれる商品かもしれないので、

今度は若い方を中心に感想を聞いてみる、との結論になりました。


モノにせよサービスにせよ「売る相手」を間違えると売上は伸びないようです。

逆に売れないモノやサービスであっても

「売る相手」がマッチすれば売上は伸びるかもしれませんね。