多くの会社が売上を伸ばすのに苦労していますが、

たとえ売上を伸ばせたとしても、

その後に2つの問題が発生する場合があります。


ひとつは採算の問題で、

店舗型ビジネスなら家賃・人件費・宣伝費、

工場出荷型ビジネスであれば設備費・金利・配送費、

といった維持管理費が粗利以上に増えてしまって

かえって収益力が悪化するパターンです。

しくみのどこかに欠陥があって水漏れしてるので

早急に修理する必要があります。


もうひとつは人材の問題で、

質より量の採用・教育訓練の不徹底で

業務スキルや顧客対応の水準が低下する、

会社の成長に経営者や幹部のレベルがついていかず

数値管理や法令遵守がおろそかになる、

といった理由でトラブルが頻発するパターンです。

社長の考える“組織のあるべき姿”が

“誤っている”か“そもそもない”のが原因なので、

本人に時間をかけて勉強していただき

考えを改めて頂く必要があります。


問題が顕在してからあわてることが多いですが、

できれば売上を伸ばしつつ準備できたらよいですね。