「見切り千両」という言葉があります。

株式相場の有名な格言の一つで

「ずっと含み損の銘柄は

 早々に手放して損切りすべき」、

というような教訓で使われているようです。

千両は今の価値で1億円くらいでしょうか。


元々は「為せば成る」でおなじみの上杉鷹山が

仕事の価値について説いた言葉だそうで

「働き一両、考え五両・・・」から始まり

「・・・見切り千両、無欲万両」と続く言葉だそうです。

「ただ働く」ことより「見切りをつける」ことは

1,000倍の価値があるということのようです。


商売でいえば

「先祖代々の家業」や「創業以来の腹心」が

ジリ貧だったりイマイチだったりしたときは、

一生懸命仕事をするよりも

未練を断ち切ることの方が大切、

ということかもしれませんね。