真っ二つ
業績が悪い会社で
リスケとリストラを提案したさい
意見が真っ二つに分かれたことがあります。
反対派の理由は
「経営は数字ばかりじゃない」
「銀行に口出しされたくない」
「みんなで一緒に頑張るべき」
賛成派の理由は
「今の計算だと資金繰りがつかない」
「このままだと会社がつぶれる」
「ほかに良い案がない」
といったもの。
どちらにも一理あるので
なかなか結論が出ません。
1ヵ月以上揉めた後、
結局、リスケとリストラを敢行。
タイミングが遅くなった分、
数千万円のおカネが消え
多くの痛みも伴いましたが、
何とか会社は持ちこたえました。
理想か現実か。感情か理性か。
どちらが正しいか決められない問題に
ビジネスでも直面することがあります。
議論しても正解は出ないときは
“とりあえずやってみる”というのも、
一つの解決策かもしれません。