還付申告のリスク
上場株式の配当等から
源泉徴収されている所得税等は
確定申告することで
還付されることがあります。
ただ還付申告することで
デメリットが生じるケースも。
ひとつは専業主婦など
誰かの扶養親族になっている方。
申告する配当等の額が
38万円を超えていると
税務上の扶養から外れることになります。
(確定申告しなければ扶養はそのまま)
奥様の税還付よりご主人の追徴が多くなる、
というケースもあり得ます。
デメリットが生じる
もうひとつのケースは
高齢者等の国民健康保険に加入している方。
確定申告をした配当等の所得は原則、
保険料を算定する所得に含まれてしまいます。
(確定申告しなければ含まれない)
所得税の還付より保険料の増加が多くなる、
というケースもあり得ます。
ただ自治体によっては、所得税とは別に
住民税の申告をすることで
保険料が増加しない手続きもあるようです。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kokuho/kabuhaitou.html
気になる方はお住いの自治体に
確認してみましょう。