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 地域社会への貢献を経済的に持続可能な方法で実現できる方法を一緒に学ぼうというコンセンプトで、社会企業家を目指す人を対象とする香川大学ビジネススクールの授業を一般に公開されています。(全8回 18:20~21:30 そのあと、交流会)

 キーワードは ”コラボ(Coraboration=協働)。

 授業には、全国から著名な社会企業家や研究者を招いて、講義とディスカッション、ビジネスプラン作成を通じて実践的なスキルと幅広い視野の習得を目指しています。

 第2回のテーマは「社会企業家に求められるマインドセットとマネジメント能力」、特別講師は、神座保彦氏(ニッセイ基礎研究所理事)です。

 神座氏は、ニッセイアセットマネジメント㈱在籍時には、ファンドマネジャーとして、10兆円の資金を運用した人であり、その後、ニッセイキャピタル㈱では、常務取締役として、ベンチャー経営者に投資、育成する立場におられました。

 社会企業家として成功するためには、社会貢献への熱い「思い」が無ければ始めらない、しかし、「思い」だけでは立ち行かない。営利企業と同じか、それ以上のビジネススキルが必要だということです。

 社会企業家と企業家の違いは、アントレナーシップ発揮の優先順位の1番目(社会問題解決)と2番目(利益の極大化)が入れ替わっただけということです。

授業の後半のクラス討議で、「ソーシャル・ベンチャー・モデル検討」もされ、大変、刺激になり、おもしろかったです。


授業最後の質問で、「(社会)企業家は最初から完全なビジネスプランでスタートする人はいるか」との質問があり、

神座氏より、「完全なビジネスプランを最初から持っている人はいない。走りながら、考えている。コアの部分は大事。コアの部分がダメだと、どう修正してもダメ」との回答あり、この部分が私にとって、特に参考になりました。

 交流会(約60名)も楽しく、終了は23:00ごろで、余ったデザートを各自持ち帰りました。私は大皿一杯の焼きそばを持ち帰りました。

 特別講師の神座氏、主催の香川大学大学院地域マネジメント科(八木准教授・・・)、後援の高松丸亀町商店街振興組合・・・、助成の日本財団に感謝です。