こんばんは。税理士とは一見なんにも関係ないような出だしから始まる。

「敢えて端的にいってみれば、偶然投げ込まれた時と所と肉体のなかで自身もよきせぬ何者かになるのが、私たちの運命である。」と言ったのは埴谷豊。「思想の幅」という随筆の中で彼は、「全体としての思想は人間性の保持と人間性の超越という矛盾の課題をともにになった巨大な自己格闘にほかならない」と。ここで彼は対立についても述べているが、それは措いておく。

前者の言辞について、頭蓋を働かせてみよう。確かに、三つの与件に基づき我々は人生を歩むしかないとうのはその通りである。自分も予期せぬ何かになるという、彼の運命論は、悲観主義、もしくは、全的否定主義者の部分がある種名状しがたいほどに投影している部分であろう、もちろん政治と文学との振幅の中で革命者として絶対的悲哀者を自称する彼のことだから、そこにおける経験と事実認識と価値観を前提にしてみれば彼の言辞の意味を理解することは難くない。

彼の言辞を私に当てはめて考えてみよう。私自身もある意味では、予期せず、ある意味では自分の意思で税理士法人から独立したものと言える。物事を相対的、あるいは立場を変えてみて捉えてみれば、彼の言辞が公理ではないことは分かる。

自分で一から税理士事務所立ち上げ、企業支援や中小企業支援及びセミナ-活動といった当初からの課題が実現しつつある、まだまだではあるが。これらは、私自身の努力だけではなく、他者の理解と協力があればこその夢の実現過程なのである。とすると、昨晩も大学院の後輩と久しぶりに痛飲あるいは痛歌した私自身は絶対的悲哀者では幸いにもないようである。言葉を変えれば、私自身彼ほど強い人間では全くないことが幸いしていると言っても良い。

今現在、起業の成功率は2割程度であろう。事務所ではなんとかみなさんとともに、歩を進めている。経営者の方々との信頼関係の下に企業が成長するよう支援しつつある今、相互で感謝し合える状況。これこそ最大の幸せである。

この感覚は私の幻想かもしれない。白日夢かもしれない。この夢が覚めないように、今後も努力をし続け、クライアントとともに、進化し続けよう。自ら考えに考えつづけ、苦難かもしれないステップをつづけていこう。なにしろ、これが私の天職だと痛感しているから。




•多くの企業をみてきた経験と実績を活かし、会計・税務や、経営に関する法律、社会保険、助成金や銀行融資等の実務を支援。
•起業支援もあらゆる分野で取り組んでいます。
•明志会という会を主催し、セミナ-活動も積極的に展開しています。
•一橋大学大学院で研究した知見と抱負な人脈 理論に強く、その理論と実務の融合を図っています。
•バックオフィスのプロとして経営者の立場で諸課題に取り組み、経営者の方々が安心して経営に専念できるように。会社経営に関するアドバイザ-としてコンサル業務も。
話しやすい税理士として、中小企業のホ-ムドクタ-として税理士業務を展開しています。気軽にご相談ください。

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9月8日にセミナ-をやります。打ち合わせの後のプチ飲み会の写真です。大学講師を呼んで一緒に経営戦略の活かし方について考えます。