こんばんは。過ごしやすい天気でしたね、今日は。今回はまず、税法の本で面白い本を紹介します。それは租税法演習ノ-トとしいう本です。佐藤英明先生編著のものです。事例について、問答形式で書いてあるのですが、実務で各種税法や様々な税法規定に関係するような事案は少なからずあります。この本はそのような実務を解く鍵というか、訓練として非常に頭の体操になります。
今税理士会の特別研修会でやっているグル-プワ-キングなどの過大も同じような意味で非常にトレ-ニングになります。
同じような事例でも、税法は憲法で定められた租税法律主義という大原則のもとで、課税の公平や、課税実務への配慮とか、財政上の理由などという理由を考慮するのですが、経済的実質に基づいて課税するといった原則が条文上もおかれています。
事実を判断して、条文を当てはめ、税務上の処理をしていくのが、税理士の大きな役割。ここで問題は三つ。事実をどうみるか、ということ、条文はどれか、条文をどのように解釈するか、といったことがそれです。
事実をいかにみるかで、その後の解決あるいは判断のすべてが異なるおそれがあります。逆から言えば、同じ経済行為をする場合にも有利な課税方法になるように税理士としては、ある程度配慮してクライアントをおつきあいをしていかなければならないのです。もちろん、毎月のようにそんな事案がでてくることは少ないとは思いますが、何かあったらすぐ話があるような人間関係にあることが良い仕事の第一歩だとは思います。
話しは一見変わります。最近ネツトでみていると紹介会社が報酬を半分にしたといった、見直し業務を盛んに宣伝しています。このような形でクライアントとの仕事が始まってもはじめから良い仕事ができる可能性は低まるし、やる気も私はでないですね。少しでも安い税理士に平気で乗り換えることは目に見えていますから。紹介会社は目先の利益だけですから、うまいことは言いますが。
紹介会社でも良心的なところもあります。標準報酬を載せているところです。もし、みなさんの中で税理士を探している方。良心的な紹介会社でないと、2年目以降の大幅報酬値上げと、追加料金の嵐ということにもなりかねませんので気を付けてください。
税理士とクライアントの関係も人間関係の一つ。低すぎる報酬でリスクだけ押し付けられるようなパタ-ンでははなかなか引き受ける人は少ないので、上のようなことが言えると思います。良い人間関係で長期的に仕事を続けていると、どこかで上述したような難しい問題の解決などで、大きなメリツトが受けられる確率が高まります。その確立をより高めるように努力を続けなければ。