がん保険の取り扱い
投稿日:2012年03月15日木曜日 09時04分15秒
投稿者:税理士法人スプラウト カテゴリー: General
法人契約のがん保険の
取り扱いが改正される方向のようですね。
生命保険は
法人にとっての節税商品として
利用されることが多いのですが
がん保険も節税に
よくつかわれる商品でした。
がん保険は
保険料が全額損金算入され
中途解約する際の
解約返戻率が結構高いので
実質的には
貯金をしているのに近い形で
所得を圧縮することができました。
が
ついにこのがん保険にも
メスが入るようです。
今回の改正案では
最初の半分くらいの期間を
前払期間として
その間の保険料は2分の1だけ
損金算入され
残りの2分の1は前払費用のような形で
資産に計上します。
保険期間の後半に入ったら
前払費用に計上してあった金額を
少しずつ損金算入していくという
処理の仕方に変える方向のようです。
気になるのは
いつから変わるのかということと
既に契約済みのがん保険まで
改正後の取り扱いになってしまうのか?
という点ですが
これらはまだ公表されていないため
よくわかりません。
以前に
今回のがん保険とよく似たケースで
逓増定期保険という
節税商品が改正された際は
改正前に契約されたものは
従来通りの取り扱いになりましたが
今回のがん保険については
どうなるんでしょうか?
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