いつも不規則な生活なため、普段はあまり連続ドラマなど見ないのですが、今シーズンは毎週見ているドラマがあります。
 それは、「チームバチスタの栄光」。映画で見て面白く、ドラマも見ています。映画とドラマでは設定も違って、犯人も違うらしくドラマもだんだんと佳境に差し掛かり盛り上ってきました。

 このドラマは医療現場での話なのですが、そのドラマの中で、「ヒヤリ・ハット報告書」というのがでてきました。ヒヤリ・ハットとは、作業中一歩間違えれば重大事故になったかもしれない失敗、言い換えれば、ヒヤリとした、ハッとした、といった経験を「ヒヤリ・ハット」と呼び、「ヒヤリ・ハット報告書」という形でレポートすることで重大事故を未然に防ごうという活動のことです。
このヒヤリ・ハットを裏づける法則として、「ハインリッヒ の法則」があります。
 これはアメリカの技師ハインリッヒが発表した、労働災害の事例の統計を分析した結果、導き出された法則です。重大災害を1とすると、軽傷の事故が29、そして無傷災害は300になるというもので、これをもとに「1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、29件の軽傷事故と300 件のヒヤリ・ハットがある。」という警告として、よく安全活動の中で出てくる言葉です。

 自分の仕事に照らしあわしてみると...
どんな人でも多かれ少なかれヒヤリ・ハットがあるのではないでしょうか?
 自分も気をつけないとヒヤリとさせられました。

 業務2課 矢里 仁志