赤字のため役員報酬を未払いとする際の注意点
昨日に続き、役員報酬がらみでたびたび受ける質問を紹介します。
Q:赤字のため、役員報酬が支払えず、長期に未払いのままです。どうすればよいでしょうか?
A:まず、役員報酬が未払金として処理されているかどうかがポイントです。
未払金の処理になっているときには、後からまとまって支払っても問題はありませんが、そうでないときには、役員賞与とみなされてしまい、会社の損金にはなりません。
もうひとつ、同じ役員報酬でも社長に支払われるべきものがあまりに長期間未払いのままだと、『その社長はいったいどうやって生活しているのだろうか?』と、税務署からの詮索をうけることにもなりかねません。
したがって長期の未払いを避け、ともかく支払うことが先決です。このあたりをいい加減にしていると、会社の費用全般が怪しまれる結果になりますのでご注意ください。
なお、長期間支払えないほど資金繰りが逼迫している場合には、役員報酬の額そのものを変更することもできます。役員報酬の変更については、後日、紹介させていただきます。
もう一つの方法として、未払金の処理をせずにいったん役員に支払い、役員から借り入れる方法もあります。
山田会計事務所 【公認会計士・税理士/岐阜県岐阜市】
Q:赤字のため、役員報酬が支払えず、長期に未払いのままです。どうすればよいでしょうか?
A:まず、役員報酬が未払金として処理されているかどうかがポイントです。
未払金の処理になっているときには、後からまとまって支払っても問題はありませんが、そうでないときには、役員賞与とみなされてしまい、会社の損金にはなりません。
もうひとつ、同じ役員報酬でも社長に支払われるべきものがあまりに長期間未払いのままだと、『その社長はいったいどうやって生活しているのだろうか?』と、税務署からの詮索をうけることにもなりかねません。
したがって長期の未払いを避け、ともかく支払うことが先決です。このあたりをいい加減にしていると、会社の費用全般が怪しまれる結果になりますのでご注意ください。
なお、長期間支払えないほど資金繰りが逼迫している場合には、役員報酬の額そのものを変更することもできます。役員報酬の変更については、後日、紹介させていただきます。
もう一つの方法として、未払金の処理をせずにいったん役員に支払い、役員から借り入れる方法もあります。
山田会計事務所 【公認会計士・税理士/岐阜県岐阜市】