いつもお世話になっております。前回も発信したところ、皆様からいろいろなご意見や激励をいただきました。この場を借りてお礼申し上げす。


また、今日こうしてメルマガを書いていられるのも皆様のおかげと感謝しております。


今回も前回に引き続き、決算書の読み方について書いてみようと思います。


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◆決算書を読めるようになる(その2)
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前回は決算書の種類についてお話ししました。決算書には貸借対照表・損益計算書・株主資本変動計算書からなるというものでした。

今回からしばらくの間、貸借対照表について書いてみたいと思います。

お手元に決算書があればご準備いただくか、ネットで決算書を検索していただければ、理解も早いかと思います。

決算書の貸借対照表を見ると、大きく資産の部・負債の部・純資産の部に分かれていると思います。そして、必ず
資産=負債+純資産
になっております。

また、資産の部・負債の部はそれぞれ、流動資産と固定資産、流動負債と固定負債に分かれていると思います。

今回はこの流動と固定をどのようにして分類しているかについて述べてみたいと思います。

流動と固定の分類の基準は
1.1年基準
2.正常営業循環基準
の2つの基準によって分類されます。

一つ目の1年基準とは、決算期末から1年以内に現預金になる債権や1年以内に返済する債務などを言います。

二つ目の正常営業循環基準とは、会社の営業活動によって発生した売掛金や買掛金(売掛金や買掛金については改めて説明します)、受取手形や支払手形のような債権債務、製品や商品などの棚卸資産のような、会社の営業活動に直接的に関わっているものは流動資産や流動負債とされます。

従いまして、まず正常営業循環基準にあてはまるものは、流動資産や流動負債に分類され、それ以外のものは1年基準により流動と固定の分類が行われることになります。


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参考URL:
柳公認会計士税理士事務所
http://www.office-yanagi.com